こんにちは!
都内の自宅教室でピアノ講師をしています、ゆるりんです。
今回はよく保護者の方にも質問される「ピアノの足台」について、お話ししたいと思います。
楽器の中には子ども用のサイズがある物もありますが、ピアノには子ども用のサイズはありません。ですので、どんなに小さな子ども、ピアノを弾くためには大人と同じサイズで演奏しなくてはいけません。
でも、実際には「まだ身長が小さくて、床に足が届かない…」なんて事も多いのではないでしょうか?
床に足が届かないと、足がブラブラ動いてしまったり、身体がぐらついてしまったり、しっかり体を使って演奏する事が出来ません。
また、ペダリングが出てくる曲の場合は、ペダルに足が届いていませんから、演奏することが難しい事もあります。
そのため、小さな子ども達がピアノを演奏する際には、足台が必要になるのです。
一言で「足台」と言っても、いろいろな種類がありますが… 最初に「補助台」と「補助ペダル」の違いをおさえておきましょう。
まずは「補助台」についてです。
楽器を習い始める時期は人それぞれですが、ピアノの場合は幼稚園に入園し、「そろそろ何か子どもに習い事をさせたいなぁ」と思い始めた時に、まず選択肢にあがるものの1つだと思います。
その頃の子どもは想像力も吸収力も豊かですから、音楽をはじめるにはとても良い時期だと思います。
ただ、年齢的にまだまだ落ち着きがなく足がぶらぶらしてしまう子も多いでしょうし、ほとんどの子どもがまだ床に足が届かないので、しっかり足を踏んばる事が出来ません。
そんな時に使うのが、補助台です。足をしっかり置き体を支える事で、ピアノを弾く良い姿勢を保つ事が出来ます。
次に「補助ペダル」についてです。
これは、補助台にダンパーペダルとソフトペダルが付いた物ですので、テキストが少し進んでペダリングが必要になった時にも使用出来ます。
もし、補助台と補助ペダルのどちらかを用意しようか検討中の場合は、後々の事を考えて補助ペダルの方が間違いないと思います。
では、どんな補助ペダルを選べば良いのでしょうか?
補助ペダルを選ぶ際に1番重要なのは、子どもの身長と補助ペダルの調節出来る高さです。
補助ペダルの値段は1万〜3万くらいまで意外と幅広いので、もちろん価格が高ければ性能や品質も良いと思いますが、せっかく購入しても足が届かず使えなければ意味がありません。
ですので、購入する前に床からかかとまでの高さをきちんと測り、ちゃんと足が補助ペダルに届くかどうかをチェックしましょう!
身長が120センチ前後になれば、補助ペダルの選択肢も増えるのですが、110センチ前後の小さなお子さんの場合はしっかり高くなる補助ペダルを選ぶ必要があるので注意してください。
それぞれに合った物をしっかりと選び、環境を整える事で、お子さんのピアノに向き合う姿勢も変わってくると思いますよ♪