今日はチェロの椅子についてお話ししたいと思います。
と言いつつ、実はチェロ専用の椅子というものは基本的にはありません。(例外を除いて。それも後ほどご紹介します)
基本的には、ピアノ椅子を使うか、普通の椅子に固めのクッションなどを敷いて使うか、になると思います。
パイプ椅子など座面が後ろ下がりになっているものは、姿勢的にチェロには適さないので、気をつけてください。
という訳で、今回はチェロに適したおすすめの椅子を紹介してみたいと思います。
背なし椅子
背もたれの付いていない横長の「背なし椅子」です。
どっしりしていて安定感もあるので、個人的にはこのタイプが1番おすすめです。
高さを調整するのも、無段階調整といってクルクル回して高さを変えるものになるので、細かい調整もしやすいです。
難点としては、高さを少しずつしか変えることが出来ないため少し時間がかかることと、重たく移動が大変なことです。(逆に考えると安定感は抜群です)
背あり椅子
正方形の座面でコンパクトで使い勝手の良い「背あり椅子」です。
オーケストラやアンサンブルなどでも通常はこちらの椅子を使います。
高さを固定できる場所がいくつか決まっていて、さっと高さを変えることができます。
座面のタイプによって固かったり肉厚だったり、お尻に影響が出ると思うので、少し高くても肉厚の座面のものを選ぶのがおすすめです。
特殊なチェロ専用の椅子
不思議な形をしたチェロ用の椅子です。面白い形ですね!
インテリアとしても良い雰囲気です。
チェロスタンドと椅子が一体化した便利商品です。ただ、地震等での楽器の転倒には気を付けましょう。
子供用の椅子
小さな子供で、ピアノ椅子では足のかかとが地面に着かないという場合には、小さな椅子を用意する必要があります。
ポイントとしては、手すりが無いことと、高さが調整出来ることです。
家にある子供椅子を使っても良いと思いますし、もし買うとしたら「お風呂で使う介護用の椅子」が高さも調整出来て便利かもしれません。
チェロの椅子を選ぶ際には、機能ももちろんですが、見た目の美しさも重視しましょう。
椅子からもインスピレーションを得られたら、気持ちも上がりますからね!